2006年アメリカ西部編
サクラメントで泊まったホテルはビジターチームつまり、ソルトレイクビーズとかの選手たちも泊まるホテルだったようです。そのホテルを早朝出発して、一路サンフランシスコ国際空港へ鉄道で向かいました。途中ベイエリアと呼ばれる地域のある駅で乗換えがあって、ホームに下りたのですが、寒い!朝の時間帯とはいえ、これでは東京の冬の温度とさして変わらないぐらい寒いと感じました。空港に到着し、ある中西部のマイナーリーグ球団のスタッフをやられている方から、電話番号を教えてもらっていました。せっかく教えてもらったのだから、電話しないのもまずいなあと考え、電話をしたら、少し話すことができました。
実はこの時期は球団にとっては一番忙しい時期です。観客も多い独立記念日の前後の試合の準備に忙しかったところだったらしく、大変申し訳なかったなあと感じながらも、それを縫って対応してくれたこの方には敬意をかんじました。
こういうきめ細かいサービスができる人が多いのもマイナーリーグや独立リーグのスタッフの特徴の一つといえるだよなあ…そんなことを感じながら、成田行の飛行機に乗り込んで帰ってきました。
2006 年 7 月 3 日|
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ふと、メンバー表に目をやると、なんとこの日、先発予定だったスティーブンシェルがDL入り(つまりけが人リストに入って出れない状態)してしまい、試合には出ないとのこと。そこで勇気を出して、通りかかったとある選手(本人の名誉のためあえて名前を避ける)に
「スティーブンシェルはどこにいる?」
と聞いたら、たぶん、ブルペンじゃないかなということで、外野にあるブルペンにいってみたら、
いないじゃないか!!
ショックでした!!スティーブンシェルを追っかけて何千里!一体自分の旅はなんだったんだ!!
と心の叫びをあげたところで仕方がありません。
試合はホームのサクラメントリバーキャッツ(オークランドアスレティックス傘下3A)がソルトレイクビーズを相手に有利に試合を進めます。そんな中、悪送球が近くに飛んできてヒヤッとした場面もありました。アメリカの球場はフェンスがないし、グランドと同じ位置で観戦できる場所もあるのでそういったことはよくあるようです。正直、ちょっと怖いかな…
試合はサクラメントリバーキャッツが7-4でソルトレイクビーズを下しました。試合後、ビーズの選手が1人クラブハウスへ戻らず、しょんぼりとしている姿を目にしました。その横では試合後の子どもたち対象のベースランニングが行われ、子どもたちは元気よくベースランニングを楽しんでいました。これぞ!マイナーリーグの典型的な光景かもしれません。
2006 年 7 月 2 日|
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朝食はフロントへ行って、食べたいものを選択してトレイに載せて、部屋に持ち帰って食べる形式でした。朝食を食べ終わると、フロントへ行ってチェックアウト!フロントの方より
「朝食は食べたか?」
と親切な質問がきました。もちろん、答えはYES!向こうも笑っていました。
チェックアウトを済ませると目の前のバス停からバスでサンノゼ駅へと向かいました。駅に到着すると、駅前はシリコンバレーの中心地と思えないぐらい閑散とした静かな光景でした。
この日はサクラメントへ向かいます。
え、なにがあるのか!
そりゃあ、もちろん、マイナーリーグを観にいくためさ!それにスティーブンシェルが先発登板を果たすらしいからね!
手続きを済ませてしばらくすると、サクラメントへと行く列車がやってきました。出発すると湿地帯を通り抜け、オークランドへ至り、一路サクラメントへと列車は進みます。昼ごろにはサクラメントへと到着。とりあえず、重い荷物をどうにかしないとなりませんので、予約した駅近くのホテルへ行き、チェックインを済ませました。
夕方まで時間があったのでサクラメント市街を歩きました。ロサンゼルスやサンフランシスコという大都市を抱えたカリフォルニア州ですが、州都サクラメントはそれに比べるとこじんまりとした街です。しかし、古くからの街らしく、19世紀の市街を復元したところもあります。そしてここにはアメリカでも指折りの大きな鉄道博物館が存在します。そこに空いている時間を利用していってきました。屋内で保存されている古い寝台車に実際に入れたりできるという貴重な経験もすることができましたよ。
さて、時間も夕方になり、球場へと向かいました。球場へは駅近くのホテルからだいたい歩いて15分ぐらい。大きな川をまたぐ鉄橋を渡ると球場は目の前!
球場前には大きな行列もできていました。てっきり入場の行列だと思い並んでいると、外野の入場口!係員からおまえのは正面へ行け!と言われました。せっかく並んだのに…
実はネットでこの日のチケットを購入していました。こういう場合、本来はWeCallと呼ばれるところへ行って、名前などをつげ身分証明証(パスポート、運転免許など)を係員に見せてチケットをもらってから、球場内へ入ります。マイナーリーグの球場の場合、よく一緒になっているようなところもあるので、てっきり、この行列に並べいいのかなと思ってしまったのが失敗のもとでした。
球場に入るとシートは一塁側のグランドに近い2列目のシートでした。試合前、ソンダース(その後メジャーに昇格)とかがファンからのサインや写真に応じたり、会話を楽しんでいました。なかなかいい光景です。こういう光景をみただけでも来た甲斐があったというものです。
夕方にもかかわらず日差しはきつく、暑かったので、アイスクリーム買ってみました。そのアイスのカップはなんとプラスティックで作られたヘルメット形なのです。ちゃんとヘルメットにはサクラメントをホームとしているリバーキャッツのロゴも入っていました。こんなめずらしいものはないのでカップは洗って、記念品として持ち帰りました。
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夕方、ホテルから球場まで歩いてみました。てくてくと貨物線の線路沿いとか、その横で廃線になったような空き地。どうみても人が住んでなさそうな道です。夜はちょっと怖そうですが、まあ、ごみ落ちていないから大丈夫だと考え、一路球場へと向かいました。サンノゼの球場へ到着すると多くの人たちですでにごったがえしていました。やっぱり、明るい雰囲気の球場には人が集うものですね。
球場に入ると、Kさんにあいました。彼はこのサンノゼジャイアンツに勤めている方です。彼の働いている一部始終をのぞきましたが、勤勉な方で、絶えず忙しそうにしていました。その忙しそうに働いている中もこの変わり者のために相手もしてくれました。そして、前回、この地を訪れた際に食べたくても食べられなかったガーリックフライの「ありか」をおしてくれました。まあ、うまいといえばうまいのですが、「にんにく」のにおいがややきついです。
球場は1942年に作られたものです。年数は経っています。しかし、なぜか魅力的なこの球場。場内の通路には不思議な壁画が多数描かれていました。その壁画の大半は現在や過去に存在したマイナーリーグや独立リーグの球団のペナントを描いたもの!
これだけを見つめているだけでも2時間ぐらい、時間を費やせそうです。
アメリカの球場はだいたいのところがそうですが、グランドと観客席の垣根がすごく低いです。この日も相手チームのモデストナッツの控え選手にサインを試合中にも関わらずもらっているファンがいました。
観客席に戻ると、あるおじいさんがドラムを持って応援し始めました!それにのって、みんなも応援し始めました。文句は日本と違って、すごく単純なんですが、アメリカでこういう光景を見たのは初めてでした。新鮮でした。後で聞いたところ、この方が応援するとサンノゼは負けたことがないそうです。応援をしていたのはクレイジー・ジョージというおじいさん。このおじいさん、マイナーリーグの球団を鳴り物入り応援をしながらまわっている方だそうです。実際、これによって収入も得ているようです。職業:応援と言える方です。日本の応援とは一味違いますが、すごくおもしろかったですよ。
日本では応援団というと一箇所に固まってやっていますが、このおじいさんの場合はライト側でやることもあれば、レフト側でもやるという感じであちこちでドラムを叩いておりました。文句はいたって単純で「サン ノゼ」というのを軸にしてリズムのピッチをあげてやっていく形でした。
試合はこのおじいさんがドラムを使って応援していたこともあってか、サンノゼジャイアンツが勝利をかざりました。アメリカでも鳴り物入り応援を体験できて本当によかったです。
試合後、寒くなってきた外でKさんを待っていました。それにしても寒い!もう7月が近いにも関わらず、底冷えというのが的確な表現ぐらいな寒さでした。待っていたら関根さんが出てきました。彼と一緒にベトナム料理のレストランへと行きました。日系人だけでなく、アジア系も多く、LRTの車内にはベトナム語の案内が出ている土地柄ということもあり、大きなレストランの中はベトナム系のみなさんでにぎわっていました。そこで、デンバーやサンフランシスコなどにある中華料理のチェーン店の味が結構あうと言ったら、Kさんから
「たけむらさん、味がアメリカナイズしていますね。」
と笑われました。なにはともわれ人と楽しく食べるのもまた楽しいものです。
2006 年 7 月 1 日|
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朝からいい天気です。南カリフォルニアらしい太陽の光が突き刺すようなきれいな青空!その中を出発!めざすはご近所のオンタリオ空港!給油は相変わらずうまくいきません。まず、カードを通すことが出来ません。どうもカウンターで先にみせてからやるタイプだったようです。そして、給油!
給油がまったくもってうまくいきません。
店員さんにやってもらってなんとか給油!もちろんレギュラーで満タン!そしてオンタリオ空港近くのレンタカーの営業所にチェックイン!レンタカーの場合は営業所の敷地内に入れるからチェックインです。
オンタリオ空港からはアメリカでは超有名なサウスウエスト航空でサンノゼへと飛びました。さて、セキュリティチェックのため、トランクを渡した際に
トランクの鍵をしめて渡したら、なんと怒られました!
テロ対策ですべてのトランクをあけるから、鍵はあけけっぱなしにしておかなくてはならないそうです。
サウスウェスト航空は個人的には非常に気に入っています。今までなんどか使っていますが、遅れたことがありません。自分は英語はそんなに得意ではありませんが、必ずアナウンスが大うけです。その代わり、サービスはそんなにありませんが、1~2時間ぐらいならぜんぜん十分です。ジュース1杯とナッツ一袋!これで十分すぎるぐらいです。
サンノゼに到着すると、タクシーでその日ホテルへ一路向かいました。よく考えたら、この旅行、初のタクシー利用だ!車から当る風は気持ちいい!
ホテルはどちらかというとモーテルみたいな感じのところでした。チェックインを済ませて、テレビをつけるとエンジェルスとドジャースのフリーウェイシリーズがテレビ中継されていました。なんと、そこには2004年にカルフォルニアを訪問した際に、ランチョクカモンガクエークスでキャッチャーをしていたマイク・ナポリの姿がありました。当時から有望選手だったとはいえ、メジャーへ駆け上がり、そしてそのテレビ越しではありましたが、豪快なホームランを叩き込む!その姿に感動を覚えました。
観にいく予定の試合は夜からだったので、ちょっと近所を歩いていました。特に荷物も持たず。もちろん、多少危険に注意しながらですが、ぶらぶらと歩いていました。そこへ一台のトラックが目の前で止まり、私のところへ話しかけてきました!そして、こんな感じのことを尋ねてきました。
「ごめん。ハイウェイの入り口どこ?」
もちろん、地元民じゃないので知る由もありません!だから…
「地元の人じゃないからわからない!」
と答えました。それにしても地元の人と間違えられるなんて…あのう、サンノゼでは2回目なんですが…前回は電車をどこで乗り換えればいいかだったのですが、今回は道ですか。参った!地元に溶け込んでいるのかな…自分!
今度からサンノゼのロードマップを頭の中に叩き込んだほうがいいかな…
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