週末リーグ構想 考えるにあたって
イースタンリーグやアメリカのマイナーリーグを観てきて、もっと家族連れが気軽に野球を観に来て楽しめるものがあるといいのではと考えるようになった。それも近くにある施設を使ってできるものだ。どんなものかといいかと考えたら、トップレベルには達していないもののレベルの高い選手を集めたプロ野球リーグを地域の球場でやったらおもしろいだろうなあと考えるようになった。単純明快に言えば、「独立リーグ」である。アメリカの独立リーグやマイナーリーグは選手・関係者の給与も安いのが有名だが、入場料も安いし、中で売られる食べ物や商品もそんなに高いものはない。家族連れが安心して買えるし、入場できる値段に設定してあるからだ。それを日本、それもできれば千葉周辺地域もしくは首都圏でやりたいというのが私の考えだ。俗に言う1軍の試合の場合、ネット裏で5000円、他の内野席でも3000円近くする。家族4人ぐらいで行くと、入場料だけで1万円をすぐに突破してしまう。気軽に行けるという雰囲気ではない。一方、社会人チームの減少に伴って、プロのすぐ下のレベルの受け皿が急速にしぼんでいる。将来的には野球のレベルの沈下につながる可能性も高い。このリーグでは地域の球場の活用・家族で楽しめる娯楽の提供・トップ下のリーグの拡充をはかることによる野球の発展という三要素を組み合わせたところから思いついた。
当然、「独立リーグ」なので、選手・コーチや関係者にはその分の給与は支給する。ただ、私の考えるリーグは「専業」選手ではなく、「兼業」選手を主としたメンバーで構成するチームを想定している。
「兼業」選手を主とする以上、土日と一部の祝祭日に試合を開催し、シーズンは3月〜5月の前半と9月〜11月の後半の2シーズン制で約40試合程度開催できればいいかと考えている。
給与は選手1万円、コーチ3万円、監督5万円を1試合あたり支給する。活躍の度合いによって多少の給与の増減は検討の余地があるが、基本はこのラインで行い、むしろ、稼ぐのはNPBやメジャーリーグに進んでからと割り切ってもらえれば幸いである。
ここで終わりではなく、将来どんな道へ進むのであれ、ステップアップへの踏み台になれればいいと考えている。
選手は15歳以上で実力があれば、前歴は問わない。つまり、高校や大学行きながらでも可。当然、なんらかの事情でプロ野球を退団したけど、また復帰したい人も可。当然、外国人でも可。コーチ、監督に関してはプロや社会人での経験者が就任するのが望ましい。
この「週末リーグ」は千葉県内もしくは首都圏ぐらいで範囲の広さでリーグを運営する。球団だけでなく、リーグも地域密着化させる。球場も東京の大田スタジアムや四街道総合公園球場、成田・大谷津球場など地域にある椅子席1000人〜3000人程度の球場で試合を行なう。
試合を週末だけに絞ったわけは、一つは野球だけでない、ほかの職業もありそれを体験してほしかったこと、また、幅広い教養や資格を学業で得る時間を作ってほしかったこともある。これはプロ野球退団者の再就職問題の厳しさをふまえてのこと。もう一つは、現実的な問題として、プロに近いレベルの選手が試合に耐えられる「ナイター設備」を持った球場がそんなにないこと。当然、平日のデーゲームに平日働いていたり、学校へ行っている人が来れるかいえば、決してそうではない。であれば、観客が集まりやすい土日・祝祭日に試合開催を絞るというのがベターな選択肢と考えたからだ。
単に試合をやるというのでは、観客も集まらないだろう。そこでアメリカのマイナーリーグで実践しているイニング間の観客参加型のイベントや、地元で作られた生産物を試合前に販売する「産業祭り」の開催やフリーマーケットの開催を検討する。また、最寄り駅から球場までの輸送を担当する地元バス会社に対して、積極的に選手をモデルにしたバスカードを発行してもらうように依頼していく。当然、それに対してロイヤリティーは請求しない。仮に発行されれば、嫌でも選手や球団を覚えてくれるからだ。
週末リーグが実現した場合の特徴として
「ただやるプロ野球」ではなく
「来て観て参加して楽しんでもらうプロ野球」
を実践したい。