激動

今日、『激動の東欧史―戦後政権崩壊の背景』 (中公新書)を一気に読みました。

1989年、東欧と呼ばれた地域の共産党政権があいついで崩壊してきました。その過程を戦後のこの地域の歴史を通じて解き明かすという内容の本です。あくまでもこれらの激動を体験した国々の歴史ですし、地域性も国民性、そして当時の状況と現在の状況で大きく異なりますが、現在中東で起きている出来事とかさなりあうのではないかということを確信しました。今日のエジプトの出来事を心中複雑もしくは悲劇と捉えることなく、割合に好感を持ちながら、冷静にみることができました。

当時のニュースなどをみると崩壊にいたるにあたって名もなき多くの広範囲な人々がデモに参加していましたよね。彼らが母体となった「市民フォーラム」という名前のついた組織が民主化を求める在野の人々で結成され、国によっては共産党後の政権の担い手になったところもありましたよね。

政権交代後、紆余曲折はあったものの今ではスロベニアのようにEUの議長国を務める国も出てきました。

当時の東欧と呼ばれた地域の現代史の本は、物静かに今の時代にヒントを与えてくれているようです。

 

激動の東欧史―戦後政権崩壊の背景 (中公新書)

著者/訳者:木戸 蓊

出版社:中央公論社( 1990-12 )

新書 ( 227 ページ )



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